OCNの歴史
プロバイダーはOCNという方も多いのではないかと思います。OCNへの期待は安さというよりも信頼感と安心感ってところでしょうか?!
そんなOCNも2022年は25周年と言うことで、OCNの歴史を振り返ってみたいと思います。
1996年OCNの始まり
OCNとはオープンコンピュータネットワークの頭文字を取ってOCNと名付けられた。それまでNTTは品質志向に偏りだったのですが、安価なサービスに転嫁したのがこの頃でした。
今じゃとてもじゃないが高すぎて加入する人はいないと思うが、当時では安価な方だったのだろう。OCNエコノミーが月額38,000円と言うのだから、今じゃ1/10になっているからかなり安くなっている。
1996年12月19日に認可
当時の郵政省(現在は総務省)が電気通信審議会を経て認可したのが、1996年12月19日の話でした。
そして、1996年12月25日にOCNサービスがスタートしたのです。OCNエコノミーが神奈川県藤沢市と岐阜県大垣市の2ヶ所で、OCNダイヤルアクセスが東京03地域の1ヶ所だけ。
最初のスタートはとても限られた地域でのサービススタートとなったのです。今じゃOCNというと全国の方々が利用してるビッグプロバイダーに成長しました。
公式サイト⇒安心のNTTグループ『OCNforドコモ光』
参考にしたサイト⇒1996年OCNの歴史
1997年OCNスタンダード、エンタープライズの提供開始
OCNスタンダード、OCNエンタープライズとはADSLを利用したインターネットサービスのこと。当時の回線速度はKbpsの世界だったので、ADSLのサービス開始で一気にステージが上がった。
スタンダードが1.5Mbpsでエンタープライズが6Mbpsという超高速へとステージアップしたのです。それだけに料金は超お高いです。スタンダードで月額35万円。エンタープライズで月額98万5000円です。
参考にしたサイト⇒1997年OCNについて
1998年OCNビジネスパック提供開始
OCNビジネスパックとは、独自ドメインでホームページが開設できるサービスのこと。回線速度が128Kbpsの常時接続サービスのOCNエコノミーを利用しメールなども他にDNSやWWWサーバーなどを搭載した米i-Planet社のサーバーマシン『IPS-Pro II』、(株)エヌ・ティ・ティテレコムエンジニアリング東京のTA/DSU内蔵ルーター『MN128-SOHO SL10』、無停電電源装置をセットにしたもの。
今なら、独自ドメインでホームページが開設できるのは当たり前な時代ですが、当時としては画期的なことだったようです。
料金は驚くような高さでOCNビジネスパックbasicで、総額59万8800円もしました。OCNビジネスパックVANだと82万8000円もしたそうです。
今じゃ考えられないような料金ですが、当時としては受け入れられていたのでしょう。
参考にしたサイト⇒1998年OCNビジネスパック提供開始
1999年NTTコミュニケーションズ営業開始
NTTコミュニケーションズの営業が始まったのは1999年7月1日でした。それまでにNTT法として改訂され分離されたのちNTT東日本、NTT西日本とNTTコミュニケーションズの営業が始まったのです。
都道府県を超えての長距離通信事業とフリーダイヤルなどの特殊付加電話サービス、そしてインターネットプロバイダのOCNのサービス提供を始めたのです。
NTTは元々国営でした。国が営業してたのです。法律が変わり民間に委託されNTTコミュニケーションズが誕生しました。記念すべき日ですね。
参考にしたサイト⇒NTTコミュニケーションズの誕生
公式サイト⇒安心のNTTグループ『OCNforドコモ光』